PPC実践記

売れてる案件の入札単価を上げて1週間経過。その結果は?

先日の記事で「売れてる案件のメンテナンスを始めた」と書きましたが、その検証結果の一部を記録しておきます。

よく売れていて広告費のパフォーマンスも高い案件があって、それをさらに成約数を伸ばすための「攻めのメンテンス」です。

順調に売れているある案件のデータ

これがその「売れてる案件」のデータです。

これはスプレッドシートのキャプチャ画面ですが、左側の緑の欄に数値を入力すると、右側の青の欄に自動的に計算された数値が出るように関数を設定しています。

ぼくはメンテナンスをするために、最低でもこれらのデータを用意しています。

さて、この案件の「販売力」が優秀であることを示す数値は、「誘導率」「CVR(成約率)」です。

  • 誘導率:46%
  • CVR:41%

いやー優秀ですね。商標キーワードとはいえ、なかなかここまでの数字は出ないと思います。

広告が59クリックされたうち、アフィリエイトリンクが27クリックされて、そのうち11件が成約されています。

CPC(クリック単価)も11円とかなり低く抑えられているおかげで、広告費率は11%を叩き出しています。

この案件、報酬単価が560円と低いんですが、CPCを低く維持できているおかげでこんなパフォーマンスを出せているんですね。

販売力のある「器」に人を流す量を増やす

こんだけ広告費率が低ければもう文句ありませんし「守りのメンテナンス」をする必要はありません。

ほっといてもいいんですが、これだけ「販売力」が高い案件があるのなら、もっと流入を増やして売り上げを拡大しようということで「攻めのメンテナンス」をやろうということにしました。

こんだけ誘導率とCVRが高いということは、

  • キーワード・広告文・LPともに問題なし
  • 成約されやすい案件である

ということはほぼ間違いないわけです。

かなりの高確率で成約される「器」ができたので、あとはここに人をジャンジャン流していこう、と。それだけで売り上げを簡単に増やせるんじゃないかと、そう狙ったわけですね。

入札単価を上げてアクセスを増やす

「集客力」の強化、つまりアクセスの増加をどうやるか?ということですが、PPCアフィリエイトの場合は次の2つになると思います。

  • 入札単価を上げて露出を増やす
  • キーワードを追加する

この案件についてはこれ以上キーワードを増やすのは難しかったので、入札単価を上げると言う作戦を取りました。

入札単価はキーワードごとに変えていますが、15円とか30円とかでした。これをもうちょっと増やすとインプレッションもアクセスも増えるんじゃないかと。

で、数時間置きに実際に検索して広告が表示されているかどうかの様子を見ながら、単価調整してみました。

そして約1週間後。どうなったのか?

入札単価を上げて1週間経った検証結果は・・・

上の段が前のデータ、下の段が入札単価を上げてからの1週間のデータです。

結論から言うと・・・良い結果にはなりませんでした。

誘導率と成約率は特に変化なし。クリック単価だけが上がってしまい、広告費率はえらく跳ね上がってしまいましたね。

「ただ単にパフォーマンスが悪くなってしまっただけ」と言う結果になってしまいました。

この結果から言える事は「この案件については前の入札単価の方が高パフォーマンスを維持できる」ということですね。

この案件の場合は「少ない露出でちょっとずつ報酬を積み重ねていく」という流れがパフォーマンス的には良いのかなと。そういう結論に達しました。

欲張ってアクセスを増やそうとしても、うまくいかないもんですね。まあ、やってみないとわかりません。なんでもテストしてみないと。

これを受けて次の仮説と改善

広告費率が上がりすぎない程度のところでキープしながら、インプレッションとアクセスを増やして成約も増やせるという「ちょうどいい塩梅」のポイントをつかみたいですね。

そういうポイントがあるのかないのか?やってみないとわかりません。

ちょっと入札単価を上げすぎたのかもしれないので、ちょっと戻して様子を見てみようと思います。

それでも良いパフォーマンスを得られなかったら、元の入札単価に戻してチマチマと稼ぐことにします。

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