PPCノウハウ・思考

同じ商品が時期によって売れたり売れなかったりする4つの理由

ある時期に売れまくっていた案件が、ある時期にはサッパリ売れなくなった。

こういうことってありますよね。ぼくもPPCアフィリエイトをやっていて、まったく同じキーワード、広告文、LPなのに、ある月は売れまくってある月はからっきし売れない・・・

そんなことが起きることがあります。一体、なぜなんでしょうか?

ぼくの経験で知り得た範囲では、同じ商品が時期によて売れたり売れなかったりする理由は大きく分けて4つあります。

時期によって売れたり売れなかったりする理由
  1. 母数が少ないのために統計に偏りがある
  2. 広告主やASPに操作されている
  3. 季節的・イベント的な要因
  4. その他の時期的な要因

1.母数が少ないのために統計に偏りがある

売れたり売れなかったりしているよう見えて、実は「統計の正確さが欠けていた」だけだった、ということがあります。

計測した期間が短かかったりデータの数が少なければ、数値が偏ってしまう可能性があるんですね。

たとえば、

  • 公式サイトに30人送って、3件売れた
  • 公式サイトに300人送って、30件売れた

という2つの事実があったとします。

この2つは、どちらも同じ「CVR(成約率):10%」という結果だと言えますが、後者のほうが「精度が高いデータ」ということができます。

前者の「30人中の結果」という統計には、「300人中の結果」に比べて偶然の可能性が残っています。30人中、たまたま購入意欲の高い人が3人固まっていただけかもしれません。

母数が30人より300人のほうが、統計の精度というか正確さの可能性が高くなります。もちろん300人よりも1000人、3000人と母数が多ければ多いほど、偶然の要素がなくなっていきます。

なので、「時期によって成約率が全然違う」というときは、統計に偏りがないかどうかを確認してみましょう。

母数が少なければ、もっと母数を増やすまでデータを集めることによって分析の精度を高めることができるようになります。

2.広告主やASPに操作されている

いつも発生しているのに、明らかに「今日だけなぜか発生しない」ということが、今までに何度かありました。

毎日コンスタントに広告がクリックされていて一定の発生がある案件が、なぜか「この1日だけ」という感じでスポット的に発生していない、という感じです。

でも翌日になったらまた発生していたりするんで、やっぱりどう考えてもその日だけ発生していないように思えてとても不自然なんですよね。

信じられないことではありますが、

広告主かASPに操作されている

という可能性があります。

それが広告主とASPのどちらによる操作なのかはわかりませんが、ここ最近はそういうことが多くなっているそうです。ある有名なアフィリエイターさんがメルマガでそのようなことをおっしゃっていました。

なので、「どう考えても意味がわからない」「どう分析してもあり得ないレベルで発生していない」というような現象が起きたときは、このような可能性も疑ったほうがいいと思います。

こればかりは真相を知ることは難しく、ぼくたちにはどうしようもありませんが、「そのようなことがある」ということを知ってるか知っていないかの違いは大きいですよね。

その辺りの事情に詳しい方と人脈を持っておくのが大事だと思います。

また、ASPのサーバーが一時的にダウンしていたことにより、報酬が発生しないということもあります。

そのような現象が置きたときは、ASPから連絡が来るでしょうからメールボックスを確認しておけば見逃すことはないと思います。

3.季節的・イベント的な要因

4.その他の時期的な要因

季節やイベントとは関係のない「時期的な要因」で、売れやすさが変わることもあります。

たとえば、

  • Youtuberに取り上げられた
  • ブロガーにブログで紹介された
  • テレビCMが放映された
  • 雑誌に掲載された
  • キャンペーンが始まった
  • 価格が変わった

などです。影響力のある著名人やメディアなどに取り上げられると、一気に検索されまくります。その結果、売れまくるということがあります。

テレビCMの影響で成約されまくった出来事

商標キーワードでPPC出稿していたある案件が、ある日を境に検索されまくって超売れまくったことがありました。

広告がめっちゃクリックされましたが、それでも成約されまくったので広告費率は10%ほど。めちゃくちゃパフォーマンスが良く稼ぎまくれました。

なんで急にこんなに検索されまくって売れまくったのかと調べてみると、どうやらテレビCMが開始されたようでした。

CMが放映され始めたタイミングと検索されまくったタイミングが同じだったので、これが理由で間違いないと思います。

そして、数ヶ月後。キーワードも広告文もLPも変えてないのに、誘導率、成約率が激減してしまいました。

この出来事から感じたのは、同じ「商標キーワード」で検索されていても、時期や時流によって検索している人の意図というのはまったく変わるということです。

「商標キーワードでPPC出稿すれば購入意欲の高い人を集められる」と言い切ることはできませんし、逆に考えると商標キーワードでまったく売れない案件があったとしても、たまたま「今は売れない時期なだけかもしれない」ということです。

まとめ

ここまでで「同じ商品が時期によて売れたり売れなかったりする理由」について見てきましたが、結局は「やってみないとわからない」ことばかりです。

先ほどのテレビCMの影響で売れまくった案件の話についても、ぼく自身が行動したからこそ得られた体験であり、その体験から導き出された教訓です。

いつテレビCMが流れて売れまくるようになるか、それがわかればいいんですがそうもいきませんよね。

長期間出稿し続け、ある時期とある時期の結果を分析することでしか知り得ないでしょう。

それは時間もお金もかかることなのでなかなか大変なことではありますが、それによって独自の視点や思考を持つことができるはずです。

短期的な結果だけで判断するのではなく、ある程度の期間をもって計測すると色々と見えてくるのかなと感じています。

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