PPC実践記

何も変えてないのに売れにくくなった商標キーワード案件を検証、改善

この前の記事で書いたのとは別の案件についてメンテナンスを施しました。

ある商標キーワードで出稿している案件です。

比較するとえらいパフォーマンスが落ちていた

その案件について、

  • 2/1〜2/14
  • 2/15〜2/28

の2週間ずつの集計をとってみた結果、こうなりました。

キーワードも広告文もLPも変えていないにもかかわらず、後半の2週間はえらいパフォーマンスが悪くなってしまいました。

CVR(成約率)なんて、22%あったのが5%ですよ。何があったんでしょうか。

広告の管理画面で検索クエリーをチェックしてみても特に大きな変化はなく、変なキーワードで検索されている感じでもありません。

なーんにも変えてないし流入キーワードも変化していないのに、集計してみると時期によって結果が大きく違っていた・・・

実は、こういうことってよくあります。

何も変えてないのに成果に違いがある理由

なにも変えてないのに成果に違いが出る理由として考えられるのは、

  • ただ単にムラがあるだけ
  • 広告主やASPに操作されている
  • 時流やタイミングによる違い

こんな感じでしょうか。他にもあると思いますが。

多くの場合は、1番目の「ただ単にムラがあるだけ」という理由によるものだと思います。

今回の事例にしても、たった2週間ずつの集計ということもあり「ただ単に統計の精度が低い」だけなんでしょう。

たまたま売れたり売れなかったりしただけ、ということですね。もう少し長い期間をかけて様子を見ないと、正確な状況を把握できないような気がします。

ですが現時点で明らかに改善できるであろう部分もあったので、そこをメンテナンスすることにしました。

商品名単体で広告が表示されないようにした

もうあまりにもパフォーマンスが悪くなったので配信止めたろか、と最初は思ったんですが、検索クエリーを眺めていると改善の余地が見つかりました。

この案件は「商品名単体」で検索された時にも広告が表示されるようにしていたんですが、それをストップさせることにしました。

「商品名 ○○」というアクティブなキーワードとの複合で検索された場合のみ、表示させるようにしました。

「商品名単体」での広告表示を止めるということは普通に考えると機会損失につながりかねませんが、この案件については今までの検証の結果からすると

「商品名単体」での流入から成果に結びつきにくい

ということが言えそうなので、機会損失ではなく「無駄クリックの排除」につながるだろうと予測できます。

ということで、「商品名単体」での広告表示を止めるという措置をとりました。

こうやってPDCAを繰り返すしかない

この改善が功を奏するかどうか?は、検証してみないとわかりません。だからやるんです。

結局、PDCAの繰り返しの中でしか答えは見つかりません。答えなどないのかもしれませんし、やり続けるということが答えとも言えるでしょう。

わけわからんこと言ってますが、PDCAを高速で回せるのがPPCの最大のメリットだとぼくは思っているので、どんどんやっていきます。

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