PPC実践記

PPCアフィリエイトで買取ジャンルに挑戦【2.テスト出稿】

PPCアフィリエイトで買取ジャンルに挑戦【1.案件選定】の続きです。

数多くある買取ジャンルの案件の中から、取り扱うものを決めました。ここでは案件名は伏せさせてもらいます。

次におこなうのは「テスト出稿」です。いきなり本格的に取り組むのではなく、ジャブをかましながらこの案件やキーワードで「戦えるかどうか」「利益を確保できそうか」をテストしてみます。

テスト出稿の意義

「本格的に作り込んでみたものの、さっぱり成約しない」ということになってしまっては効率が悪いですよね。

そうならないように、リサーチがてらざっくりとテストしてみようということです。

テスト出稿した結果、もしまったくインプレッションがなかったり、クリックされるけどクリック単価が高すぎたりした場合には、本格的に取り組まずに撤退。

戦えそうだと判断できた場合は、本チャンのサイトづくりと出稿に踏み込みます。

ひょっとしたらテスト段階で売れるかもしれない

また、ラッキーなことにテスト出稿の段階で成果が出ることもあるかもしれません。

そうなれば、本格的につくったときに爆発する可能性も出てきますね。

とりあえずやってみないとわからないので、やってみます。

テスト出稿でどんなデータを集めるか

テスト出稿でこのようなデータを集めようと思います。

  • キーワードの需要があるか
  • どんなキーワードで検索されるか
  • クリック単価はどれぐらいか

これらのデータを集めて分析することで、本チャンの出稿に踏み込むかどうかを判断します。

PPCアフィリエイトの良いところは、これらのデータを集めるリサーチが数日もあれば十分できることです。

これがSEOアフィリエイトだったら、まずアクセスが集まるまで数ヶ月かかるわけです。そこで初めて、その案件が売れるかどうかがわかるんですね。時間かかりすぎです。

また、昔はアクセス解析で検索キーワードを知ることができましたが、GoogleのSSL化(暗号化)が進んだ現在は不可能になってしまいました。

数ヶ月かかってアクセスが来ても、どんなキーワードで訪問されたのかがわからないのがSEOアフィリエイトです。(サーチコンソールを使えばざっくりと知ることはできます。)

PPCアフィリエイトなら「検索クエリー」という形で生の検索キーワードを知ることができます。しかも早ければ数分後には。

このスピードの速さを生かさない手はありません。SEOアフィリエイト用のリサーチとして、PPCで広告を出す人もいるほどです。

テスト出稿の手順

テスト出稿は、このような手順でおこないました。

  1. キーワードの抜き出し
  2. 掛け合わせるキーワードを考える
  3. KARABINERを使ってキーワードを掛け合わせる
  4. ざっくりとLPを作成
  5. 広告出稿

順に説明していきます。

1.キーワードの抜き出し

販売ページ(公式サイト)から固有名詞を抜き出し

昔からよくある手法ですが、販売ページから固有名詞を抜き出してキーワード候補とします。

たとえば車買取であれば、車種名が固有名詞になります(ぼくが今回選んだのは車買取ではありません)。

なぜ固有名詞を抜き出す必要があるのかと言うと、たとえば普通にこのようなキーワードで出稿したとするとどうなるでしょうか。

  • 中古車 買取
  • 自動車 買取

こんなキーワードは誰でも思いつくしライバルだらけなので、なかなか広告が表示されませんし表示したとしても何百円というクリック単価になってしまうでしょう。

なので、キーワードを細分化して「車種名」で広くキーワード展開していこうというわけですね。

  • レクサス 買取
  • ラパン 買取
  • マーチ 買取

これならば、多少はライバルが減ってクリック単価も低くなるはずです。

まあ、車買取は昔からある人気ジャンルなので、すでにこのような車種名を絡めたキーワードは飽和しているでしょうが・・・

類似案件から固有名詞を抜き出し

さっきは案件の販売ページから固有名詞を抜き出しましたが、固有名詞はほかの場所からも拾えますね。

扱う案件以外の案件をASPの中から探し、その販売ページからも抜き出せます。

それだけでなく、ASPにない案件やアフィリエイト展開していない会社のサイトからも抜き出せます。

ネット以外の雑誌や専門書からでも、いくらでも抜き出せますね。

意外とアフィリエイターが手をつけていない場所もあるはずで、そういうところから面白いキーワードが拾えるかもしれません。

Pandora2を使ってキーワードを抜き出し

もうここまでやれば相当な数の固有名詞が抜き出せますが、PPCアフィリエイト用の有料キーワードツール「Pandora2」を使って抜き出す方法もあります。

Pandora2は高機能すぎてできることが多すぎるゆえに、使いこなせていない人が多いようです。ぼくもそうですが・・・

最近知った面白い使い方でキーワードを引っ張ってこようと思います。

2.掛け合わせるキーワードを考える

固有名詞と掛け合わせるキーワードを考えます。

買取案件なので、実際にキーワードを出稿するときには固有名詞と「買取」という言葉を掛け合わせることになるでしょう。

ここで、「買取」以外にも掛け合わせることで有効なキーワードがあるか?を考えます。

すぐに思い浮かぶのは「売りたい」「売る」「売却」「査定」などです。

また、それらのキーワードにさらに地域名で掛け合わせて検索する人もいるでしょう。自分が住んでる地域で、買い取ってくれる業者を探しているパターンです。

買取のジャンルによって掛け合わせられるキーワードは異なる

どんなキーワードを掛け合わせられるかは、買取のジャンルによって変わります。

たとえば車買取なら「下取り」という掛け合わせが使えますね。買い換える前提の人が多いでしょうから。

ターゲットをずらすこともできる

必ずしも「買い取ってもらおう」としている人だけをターゲットとする必要はないわけで、いろんな可能性を考えてみます。

たとえば、宝石や時計の買取なら「質屋」というのもアリかもしれません。

質屋に入れようとしている人に対して、「買い取ってもらったほうが得ですよ」と訴求するわけですね。

「捨てる」「処分」「リサイクルショップ」とかも案件によっては使えるずらしだと思います。

ターゲットをずらした分、コンテンツ内容でマッチングさせないと誘導できませんが、それは本チャンのときにやります。

今はテスト出稿の段階なので難しく考えず、とりあえず掛け合わせて出稿してみようと思います。

3.KARABINERを使ってキーワードを掛け合わせる

さて、キーワードを出稿する際に、大量に抜き出した固有名詞と「買取」「売りたい」などのキーワードを掛け合わせるとなると、膨大な手間になってしまいます。

そこで使えるのが「KARABINER」という無料ツールです。

このツールを使えば一気に掛け合わせのワードを作ることができ、広告の出稿にもそのまま使えて非常に便利です。

今回はこのツールで掛け合わせた結果、1638個のキーワードができました。

4.ざっくりとLPを作成

LPの作成ですが、テスト出稿なのであまり作り込みはせず、最低限の要素だけを入れました。

あくまでもテスト出稿の目的はキーワードの需要があるか、クリックされるか、どんなキーワードを拾えるか、といったところなので、時間をかけずサクサクと作りました。

運が良ければ成約させられるかも、という思いはあるので一応アフィリエイトリンクも貼ってきちんとした文章の流れにはしましたが。

まあ、商標キーワードでおこなうときのLPより少しだけ手を加えたような感じです。

5.広告出稿

KARABINERで掛け合わせた1638個のキーワードとLPが用意できたので、あとは出稿です。

掛け合わせたキーワードをすべてフレーズ一致で出稿、広告文もあまり考えずにサクッと作成しました。

これでどのような結果が出るか、テスト開始です。

つづく

PPCアフィリエイトで買取ジャンルに挑戦【3.テスト出稿の検証】

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