メンテナンス

広告のCPC(クリック単価)が高い!3つの原因と対策について

PPCアフィリエイトで赤字になってしまう原因のひとつに、

CPC(クリック単価)が高くなってしまっている

というのがあります。

CPC(クリック単価)とは、「広告1クリックあたりにかかった広告費」のことです。「Cost Per Click」の頭文字をとってCPCと呼ばれています。

CPC(クリック単価)

広告費÷広告のクリック数

利益を確保するためにはCPC(クリック単価)が高くなってしまっている原因を探し、抑えるためのメンテナンスをおこなう必要があります。

ここでは、ぼくがおこなっているCPC(クリック単価)の調整の考え方について書いていきます。

CPC(クリック単価)が高い3つの原因
  1. 無駄に入札価格を上げすぎている
  2. ライバルが多すぎて高騰している
  3. 品質インデックスが低い

1.無駄に入札価格を上げすぎている

広告を表示させるためにはキーワードごとに「入札価格」を設定することになりますが、この入札価格を高く設定しすぎるとCPC(クリック単価)も高くなってしまいます。

Google広告では、「入札価格」に相当する概念は「上限CPC」という名前になっています。

入札価格が意味するところは、「そのキーワードに対する1クリックの金額の上限」です。

あるキーワードに対して入札価格を20円に設定した場合、そのキーワードで表示された広告をクリックされたときにかかる広告費を最高でも20円に抑えられるということですね(まれに20円を超えることもありますが)。

入札価格が低すぎるとそもそも広告が表示されないのである程度の入札価格を設定する必要はありますが、無駄に高く設定すると本当に無駄になってしまいます。

広告の競合の状況にもよりますが、無駄に入札価格を高くしていると掲載順位が1位になってしまいます。そうなるとCTR(クリック率)は高くなってアクセスは増えますが、CPC(クリック単価)がガンガン上がってしまいます。

対策:掲載順位を見ながら入札価格を調整する

CPC(クリック単価)が高いかどうかを計るには、まず掲載順位をチェックします。広告の管理画面でも確認できますが、ぼくは実際に検索してどの順位に広告が表示されているかも併せて確認します。

広告が4つほど並んでいて、もし自分の広告の掲載順位が1位だったなら、CPC(クリック単価)をもっと下げる余地があるということになります。

必ずしも、掲載順位を1位にする必要はないわけですね。1位というのは広告費のパフォーマンスとしては最適とは言えない場合が多いです。

ぼくの場合は掲載順位が3位か4位になるように入札価格を調整します。それ以上下げると広告が表示されなくなってしまう、という際どいところまで下げることもあります。

3位か4位に表示させることが、広告費のパフォーマンス的には最善だと経験的に感じています。

あまりに検索ボリュームが少なすぎるキーワードだとクリックされる機会すら皆無に等しくなってしまうかもしれませんが、ある程度検索されるキーワードであるならば3位か4位になるように調整します。

逆の流れで、ぼくは掲載順位が3位か4位で順調に売れている案件があった場合、入札価格を高くして掲載順位を上げることで、売り上げを拡大させるように目論むこともあります。

その際、広告費のパフォーマンスが悪くなりすぎないか、きちんとデータをとって比較し、検証することが大事ですね。

売れてる案件の入札単価を上げて1週間経過。その結果は?先日の記事で「売れてる案件のメンテナンスを始めた」と書きましたが、その検証結果の一部を記録しておきます。 よく売れていて広告費のパ...

2.ライバルが多すぎて高騰している

先ほどの入札価格の話にも関係してきますが、キーワードが競合している状態ではどうしてもCPC(クリック単価)が高騰してしまいます。

ライバルよりも入札価格を上げないと、広告が表示されないからです。

ライバルが多かったりライバルの入札価格が高いことが原因でCPC(クリック単価)が高騰している場合は、広告費のパフォーマンスを上げるのは困難になってきます。

対策:利益が出ないほど競合していたら撤退する

利益が出ないほどのcでしかクリックされない場合は、そのキーワードは諦めることにしています。

先ほどの原因1の対策「掲載順位を見ながら入札価格を調整する」で入札価格を下げた場合、広告が表示されなくなってしまったら、「そのキーワードは競合が強すぎる」という判断をします。

PPCアフィリエイトで利益を出すには、広告のインプレッションとクリック数をある程度保ちながらできるだけCPC(クリック単価)を抑えることが必要ですが、競合が強すぎるとそれが難しくなってしまいます。

そのまま戦っても消耗するだけなので、撤退します。

キーワードをずらしたりすることで、ライバルが弱い場所を探す方向に切り替えます。

3.品質インデックスが低い

広告の掲載順位を決める要素のひとつに「品質インデックス」があります。

Google広告では、「品質インデックス」に該当する概念は「品質スコア」という名前になっています。

この品質インデックスと入札価格によって掲載順位が左右されるわけですが、品質インデックスが低いと広告の表示に必要な入札価格が高くなってしまいます。

言い換えると品質インデックスを高く保てていれば、広告の表示や掲載順位を上げるために必要な入札価格を抑えることができるということです。

品質インデックスはキーワードごとに「広告の品質」を10段階で評価する数値で、キーワードを入札した時点のデフォルトの数値は6となっています。

厳密には、掲載順位を左右するのは「品質インデックス」ではなく「広告の品質」です。

広告の品質は品質インデックスの高さによって左右されるため、品質インデックスが掲載順位に与える影響は間接的なものになります。

>>品質インデックスの値は広告の掲載順位に影響を与えますか

広告の品質は具体的な数値で確認することはできないので、数値で確認できる品質インデックスを「広告の品質を表す目安」として僕は参考にしています。

対策:キーワードと広告文の関連性を強める

先述の通り、品質インデックスは「掲載順位に直接関係するものではない」とされていますが、経験的に品質インデックスを上げることによって掲載順位を上げられたりCPC(クリック単価)を抑えることができると感じています。

で、品質インデックスを上げるにはどうすればいいかと言うと、「キーワードと広告文の関連性を強める」ということになります。

Google広告では、さらに「広告のリンク先のページ(LPなど)との関連性」も影響します。

キーワードと広告文の関連性を強めるために具体的に何をするかというと、

  • キーワードと広告文をグループ分けする
  • 広告文にキーワードを含める
  • 対象外キーワードを追加していく

ということが有効だと言われています。

これらをおこなうことによって、キーワードに込められている「検索者の意図」とぼくらが出稿する「広告文の内容」の関連性を強めることができます。

商標キーワードPPCの場合、だいたい1つ目と2つ目は自然にクリアできている場合が多いので、主にやることは3つ目の「対象外キーワードを追加していく」になってきます。

徹底的に無駄なキーワードを除外していくことで購入する意欲が高い人だけを集めることになるので、広告文との関連性も強くなっていきます。

いずれにせよ、無駄キーワードの除外設定は品質インデックスを上げるためだけでなく、広告運用の様々な局面において良い影響を及ぼすことになると考えているので、ぼくはとても重視しておこなっています。

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